5月8日(土) 金管楽器の確認と調整

 このところ、楽器の寄贈について、マラウィ、イラン、セーシェルの各国が決定し、他の国々の大使館との接触も増えてきました。それにあわせて送付の前提となる楽器の確認やクリーニングも必要となってきています。そこで、準備作業の一環として、このたび、金管楽器の機能チェックと簡単な調整について、地元で長年にわたりオーケストラ及び吹奏楽団を指揮してこられ、リコーダーやトランペットの達人でもある齋藤隆夫先生にご相談したところ、ご協力を快諾してくださいました。

 5月8日、本部に齋藤隆夫先生をお迎えし、岩井理事長と大久保がお手伝いしながら、楽器を一つひとつ入念にチェックしていただきました。その結果、ほとんどの楽器が正常に働くか、多少の修理をすれば使用可能であることが分かりました。

 先生に点検していただき、正常に使えることが分かった楽器のうち、ユーフォニウムとトロンボーンは、大使館との交渉で輸送体制が整ったマラウィ共和国に贈られることになりました。残りの楽器は本部倉庫で保管し、次の寄贈の機会を待つことになります。また、今回の検査で修理が必要と判断された楽器は、AIMECが提携している新大久保の音楽学校ESPが、命をよみがえらせてくれます。

点検作業中の斎藤隆夫先生